天・人・地 ー Kunihiko Tanaka

”全体性(Wholeness)”の観点から世界の諸問題を考察する

チョモランマ ー“母なる女神”(2)

Jul. 31, 2007(『チョモランマ ー“母なる女神”(1)』より続き)昨年の9月にヒマラヤで17歳のチベット人尼僧が中国軍兵士の銃弾に倒れたことは先の記事で述べた。彼女の名はKelsang Namtso。この事件を知った時、フラッシュバックの様にあるチベット難民たちの顔が思いだされた。99年、インドで行われた「チベット問題」を訴えるピースマーチ(平和(デモ)行進)の取材で知り合った若い尼僧たちだ。300キロ余りの道程を...

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チョモランマ -“母なる女神”(1)

Jul. 19, 2007北緯 27.58 東経 86.55、チベットとネパールの間に地球上最も背の高い“女性”が鎮座している。エベレストだ。20世紀初め、イギリス人登山家・ジョージ・マロリーは、処女峰エベレストへの思いを「そこに山があるから」("Because it is there“)」と述べた。1924年、イギリス隊の一員として彼はエベレスト初登頂を目指すが、登攀中消息を絶ってしまう。それから約30年後の1953年、同じくイギリス隊のテン...

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ダライ・ラマ 回想(6)

July 7, 2007 (The Star Festival: wish on a star!) (『ダライ・ラマ 回想(5)』より続き)再度言う。ダライ・ラマを「裸の王様」にしてはならない。タブーにしてはならない。仏教徒のあるべき姿勢を、ダライ・ラマは常々こう語っているー「盲信してはならない。対象を十分に吟味・検討した上で信じるか否かを判断する必要がある」これは、いわゆる「科学的アプローチ」と同意だ。その根底には冷静な批判精神がある。(以前読...

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